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自分しか見えへん

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治療開始

SEX依存を病気やという認識になったのは前回書いた通り。
けど、病気ていうてもいつもの内科のお医者さんに行くわけにも行かず、どこへ行くか悩んだ。
奥さんの手前、治療に行くことにはしたものの正直なとこ治療なんかできるはずないと思ってた。
けど行きがかり上、少なくとも通院なり受診なりせぇへんわけにはいかへんからていう気持ちでとりあえず受診スタート。

薄汚れた雑居ビルの階段をあがったとこにそのクリニックはあった。
完全予約制ていうことで待合室は狭くて3人も人が来たら座るとこがない感じ。
少し待って名前を呼ばれて診察室に入ったら俺より年下(30代後半?)の女の先生やった。
「今日は、どうされました?」ていう定番のトークで診察スタート。
年下の女性に「SEX依存で」ていうのは勇気がいったけど、正直に話しせんと始まらへんから赤裸々に自分の症状を正直に話した。

性的なものに対する衝動が抑えられへん。
フーゾク行くのはもちろん、人妻との不倫も繰り返してしまう。
したくなったら周りがみえんようになって、もう歯止めがきかんようになって突っ走ってしまう。
マスターベーションも頻繁にするけど、それによって衝動が減ることもなくついつい性的なことで頭がいっぱいになる。
今回の受診の動機のいちばん大きなものは不倫関係。
こうした性衝動にハマりきってる状態を改善したい。
こういったことを約20分ほど話しました。
そこで進められたのがカウンセリングやった。
次回の受診時にカウンセリングを受ける予約をし、処方箋をもらって初回の診察終了。
ちなみにもらった薬はカルバマゼピン。
この薬は向精神作用性抗てんかん剤、躁状態治療剤です。
あんまり効果があったとは思わへんけど、しばらく服用しました。
これが受診第1回目の記録です。
ほんまにこんなんで良ぉなるんやろかなぁと思いながら2時間の帰途についた夜でした。


# by yaritai-houdai | 2023-09-27 23:24 | 告白

依存からの脱出は病気やていう認識から

久しぶりにこのページをのぞきに来て、真っ先に目に飛び込んできたんが「おめでとうタイガー・・・」やったんで、「あれ?最近書いたかな?」と思てしもた。
よー読んだらタイガースやのうてタイガーウッズやんかいな。
日付も2018年てなってるからもう5年間も放置しとったっていうわけやな。
アクセスレポートみてもほとんど来訪者がないから、もうすでに「死んでいる」ブログになってるっぽい。
ま、もともと人様に読んでもらうために書き始めたわけでもないから気にせんとまた思うままに書いていこうと思う。

長いこと書いとかなあかんと思いながらずっと書けなんだことを分けて書くことにする。
それは自分の性依存のこと。
以前(13年前)にもこのことについて書いたことがある。
そのときは、自分がそうやて気づいて、気づいたことによってなんか抜け出せるような気がしてた。
けど、そんなにことは簡単には行かへんかった。

自分が極度の性依存やて気づいてからも、ある意味「異常行動」は続いた。
風俗に行く、出会い系で出会ってする、人妻と付き合う。
それらが同時進行で進んでいった。
今、思たらあれでよう社会生活が成り立ってたなと思うくらい経済も時間もハードやった。
最後の方になってきたら、「もうバレてもかまへん」「何もかも失った方が楽になれるかも知らん」とか考えるようになってた。
正直言うてかなり病んでたしイカレてたんやろな。
ていうても(お堅い)仕事はきちんとして、倫理的なこともしっかりやってた。

転機が訪れたんは、人妻との不倫がバレたこと。
「もう捨てられる」て離婚を覚悟した。
すでにその前の人との不倫もあったし、奥さんにバレたんは4回か5回目くらいやった。
それで、正直に話し合った。
「俺はもうどうなってもええ。」
「すべてを失ってもかまへん。」
そこで捨てられると思たけど、奥さんは俺を捨てへんかった。
多分、俺のことを好きやったんやと思う。
これは自惚れやのうて奥さん自身が言うとったから間違いない。
「あんたのこと嫌いになって捨てられたらどんだけ楽やろと思う。」
「けど、よう捨てん。」
その次に出た言葉が俺の人生を変えた。
「あんたは病気や!治療しー!」
もう離婚やていわれると思とったから、治療せーて言われたらおやすい御用や。
俺はネットで依存症について相談できる精神科を探した。
条件は、家から離れていること。
医療機関には守秘義務があるけど、通院してるとこを見られたらどんな噂が立つかわからへん。
それと守秘義務があるとはいえ、俺の日常活動を知ってる人にありのままを話すのはさすがに気が引けたから俺のことを知らん人に診てもらおうと考えた。

みつけたクリニックは住んでるとことは他府県の家から車で2時間のとこにある小さなクリニックやった。
電話で予約を取って、2週間後に初めて受診。
そこから俺の性依存脱却への歩みが始まった。

# by yaritai-houdai | 2023-09-24 22:44 | 告白

おめでとう!タイガーウッズ

タイガーウッズが5年ぶりにツアーで優勝したっていうニュースが流れた。
飛ぶ鳥を落とす勢いですい星のように現れたタイガーやったけど、SEX依存症やとか薬物使用とかで一時期は見る影もないほどに変わり果てた姿を晒してた。
そんな彼が見事に復活して優勝したんが我が事みたいに嬉しかった。
ていうのは、実は今、俺も治療に通ってるから。
病名は「性嗜好障害」。
俗に「SEX依存症」ていわれる病気です。
自分のブログを読み返してみたら8年も前に俺は自分がそうやていうことに気付いている。
けど、治療には行かへんかった。
病的やとは思たけど、病気やとまでは思わへんかったし、治療で治るとも思わへんかった。
何より、自分からそれを取ってしもたら何も残らへんようになるんとちゃうかと思て、治療するのが嫌やったていうのが正直な気持ち。
けど、先日、何度目かの不貞行為が奥さんにバレて、奥さんが「もう死にたい」とか言うて取り乱して暴れたんで、これはアカンと思った。
奥さんからも「治療に行き」と言われて、覚悟を決めて治療に通い始めた。
正直言うて最初は、治療なんかで治るとは思てへんかったし、こんなドキドキを失うなんて嫌やと思ってた。
けど、奥さんの手前、治療に行くていうくらいの誠意を見せへんかたっら収拾がつけへんわなという思いで治療に通い始めた。
最初は、抗てんかん薬のテグレトールていうお薬を処方された。
衝動を抑える効果があるということやった。
お薬が効いてたかどうかはわからへんけど、そんな騒動の直後やから悪い虫は当然のことながらおさまってた。
2回目からカウンセリングがスタート。
自分自身はよく人の相談にのったりするけど、自分の悩みなんて相談したこともないし、人に話して自分の状況が改善するなんてことはまったく期待してなかった。
基本的に人なんか信用してないていうのが自分やったと思う。
そんなカウンセリングを2回3回て重ねるうちに自分が確実に変化していってることに気付くようになってきた。
カウンセリングと変化の内容はまた今度書くけど、今は確実にこの闇から抜け出せるていう自信が持てるようになった。
そやから余計に、タイガーウッズの復活が嬉しかった、ていうわけ。
俺は優勝したりはでけへんけど、早く何か結果の出ることをしたいなて思ったニュースでした。


# by yaritai-houdai | 2018-09-26 10:59 | 告白

ララさん

むっちゃひさしぶり。
長いことほったらかしにしてたけど消されてへんかった。

けど、当時のお気に入りのリンクをたどってみたらタイトルは残ってるのに中身が抹消されてるものが多かった。
感情の赴くままに吐き出した文章は、時間がたつと恥ずかしくなるんやろか。
俺は相変わらず当時の感情や思いを今もさらしたままにしてるけど、恥ずかしいとは思わへん。
当然、実名では書かれへんこともたくさんあるけど、ここやからこそ正直に書いてる。
未熟やったり若かったりしてちょっと恥ずかしいとこもあるけど、ぜんぶ本物の自分。
別に公開せんでもよかった。
そやからタイトルは「自分しか見えへん」にした。
けど、ひとのブログをのぞきに行ってる間に面白なってコメントしたりされたり。
中にはリアルで会った人もいてる。
その人の名前(HN)はララさん。
旦那さんに浮気されて、色々と悩み、苦しんで、そして立ち直って。
そんな頃に東京のお台場で実際に会って話しした。
もちろん奥さんにも公認の関係として。
奥さん同士は「被害者の会」みたいに意気投合して仲良くしてた。
(あ、このブログはうちの奥さんにも知られてて、以前は読破してました。今は読んでないと思うけど)
そんな彼女と毎年のように年賀状をやり取りしてました。
それが、数年前、旦那さんから喪中のハガキが届いた。
なんで死んだんかはわからへん。
旦那さんに聞くわけにもいかず、それ以外のつてもなく。
今でも心のどこかでモヤモヤとしたものがくすぶり続けてます。
いったい、何があったんや。
リアルと違うがゆえに正直になれるていうメリットはあるけど、こんな時にリアルに踏み込まれへん歯がゆさがあります。
ララさん、どないしたん?
せめてお線香でもあげに行きたいで!


# by yaritai-houdai | 2018-07-23 22:29 | 雑感

夫婦とは

結婚をして「夫婦」になる。
趣味や嗜好、思想や信仰、利害やと色々なもんの一致によって、もしくは外見や性格が好きやからていう理由で多くのカップルが(前提としては)生涯の伴侶として結婚ていう法的措置を選択するんとちゃうかと思う。
それ自体は普通に考えたらごく当たり前のことやとも思うけど、先日ふとその考え方に疑問が湧いた。
「夫婦」やからって、すべてが一致するわけやないし、二人の中だけでまかなえるもんやないということ。
これも当たり前のことやけど、よくよく考えたらそんな相反する当たり前を抱えながら共同生活してるのが夫婦ていう人間関係なんやてあらためて思た。
何が言いたいかていうたら、たとえばお互いを尊敬してる関係が樹立されてる夫婦やといえども性的嗜好が一致してるとは限らへん。
離婚する夫婦がどんな理由で離婚するかはわからへんけど、その多くが「性格」の不一致とちごて「性」の不一致やていう話を聞いたことがある。
昨今はセックスレスなんていうのが、夫婦間の大きな問題として取り上げられるくらいやからこの話はあながち嘘とはちゃうやろう。

「性」以外はバッチリの相手のときほど、この不幸は大きな問題のような気がする。
DVは言うに及ばず、多くの不一致があるペアやったら別れるていう選択はそれほどハードルが高ないはず。
けど、夜の関係以外はとてもいいパートナーやていうときは物凄く悩ましい問題やと思う。
夫婦によったらそのウェイトが低い人らもおるやろけど、一般的にこの問題はそんなウェイトの軽い問題とはちゃうと思う。
けど、夫婦ていう関係上この欲求(欲望)をパートナー以外で満たすことは法的・倫理的に今の日本では認められてへん。
「そんなこと当たり前やん」ていうかも知れへんけど、その当たり前が多くの不幸を生み出してるのも事実やと思う。
別に不倫や浮気を合理化してるわけとはちゃうし、かつての自分のおこないを正当化しょうなんて考えてもないです。
ただ、ふと「何やったらパートナー以外で満たしてもよくて、何やったらあかんのやろ?」って思て、その基準はどこにあるんやろて考えた。
俺自身、これが正解なんていう気はないし、お互いの関係性の中で探っていったらええもんやとは思う。
けど、これだけ激しく価値観が変わっていく時代の中で従来の「当たり前」に縛られて不幸になってる夫婦がいてるのを見ててなんか解決方法はないんかなと思て、書いてみた。
読んでもろた通り、こうすべきなんて方向性もないけど、ほんまにふと思った問題意識(ていうほどでもないけど)を書いてみただけです。

ちなみにわが家は人生のほとんどの部分で重なってるので今のところよそでまかなわなあかん課題はありません。
ただ先日、奥さんと「外で刺激を受けてきてそれが夫婦に還元されるんやったら、それもありかもな」って話しました。
実行に移すまでにはまだまだ遠いとは思いますが。

# by yaritai-houdai | 2014-11-05 23:41 | 雑感